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サウナは血管もリスクも拡張!急な血圧の変化が招く体への大きな負担

長期間続く高血圧を治すために、医師から減量を勧められた人もいると思います。確かに、肥満である場合は、それが高血圧の原因になっている可能性もあるので、体重を標準値にすることで、血圧が安定する場合もあります。

「減量するのには、運動が効果的なのはわかる、それでもサウナの方が、きっと楽に効果を出せるかもしれない」と、サウナに行こうと思ってはいませんか?または、「サウナは体を温め、血管を拡張させるので血圧が下げられる」や、「汗を大量にかくので、体の中にある余分なナトリウムを外に出すことができる」など、聞いたことがあるかもしれません。

確かに、サウナから出た後に体重を測ってみると、少なくなっています。ですが、それはもともと体内にあった水分が、暑さで体外に排出されただけです。本当に減らしたい脂肪は、サウナでは減らすことができません。

体が温められ、血圧が下がる効果があるかも知れませんが、それは長くは続きません。人が、とても高い湿度と温度の部屋に入ると、急激に血圧が上昇します。サウナ室から出たあとは、水風呂に入る人が多いと思います。

または、サウナ室から出た時に、何もしなくても、体は急に冷やされます。そのとき、体は大きな温度差を感じることになるので、血管はすぐに収縮します。それは高血圧に良いと言えるでしょうか?血管が、寒さと暑さで、拡張したり、収縮したりを繰り返すことになるのです。これは、動脈硬化を起こすきっかけになります。

大量にかく汗は、サウナ室に長い時間入ることで出るものです。長い時間、暑い部屋にいるのは、体に負担がかかります。発汗によって、体内の水分を大量に外に出しているので、体内では、血栓ができやすい状況になっています。すぐに水分を取らなければ危険です。

高血圧の人がサウナを利用するのはとても危険なことなのです。サウナは、健康な体でも、体に負担をかけてしまうので、高血圧の人はサウナに入るのはやめることをお勧めします。高血圧の症状を改善するには、もっと安全で効果的な方法があります。食事と運動で改善する方法です。体をいたわりながら、治療していきましょう。

グレープフルーツ好きは注意!血圧治療薬と一緒に飲んでいませんか?

グレープフルーツは、とてもさわやかな香りで、大好きという人は多いと思います。気持ちをリフレッシュさせたり、食欲を抑える効果があったりと、ルームフレグランスや香水としても取り入れられているフルーツです。

グレープフルーツの中には、ビタミンCがたっぷり入っているので、美容に、特にお肌によいと言われています。ビタミンCは、お肌だけではなく、血管も健康にする栄養素です。また、リコピンというカロチンの一種も豊富に含まれています。

リコピンは、体の中でビタミンAとなり、皮膚や粘膜の栄養源となります。リコピンは、血管にも効果があります。ビタミンCと同様、血管を健康な状態に保つ役割を持っています。

このような効果がある栄養素が豊富に含まれているのであれば、高血圧に悩んでいる人は、たくさん食べて、症状を改善したいと思うでしょう。ですが、もし、今、高血圧の治療薬として、降圧剤を服用している人は、是非注意していただきたいことがあります。

それは、薬を飲んでいる時は、絶対にグレープフルーツとその加工品を摂取しないことです。グレープフルーツだけではなく、夏みかんなど、他のかんきつ類も注意が必要なものがありますので、念のために摂取をやめて下さい。

理由は、グレープフルーツやその加工品に含まれる成分が、降圧剤の効果を強めてしまうからです。普通は、薬を飲むと、肝臓にある酵素が働き、その薬を分解して、無毒化します。グレープフルーツは、その酵素の働きを抑制してしまう作用を持ちます。

薬が分解されることなく、想定以上に薬が体内で作用するので、血圧が下がり過ぎてしまい、ショック状態を起こしてしまうのです。そのグレープフルーツの効果は、すぐに消えることなく、数日間ほど続きます。

影響する時間も長くなるので、降圧剤を飲み始めることが決まった時点で、グレープフルーツとその加工品は摂取しないように、そしてかんきつ類は避けた方が良さそうです。

降圧剤を飲んでいない、もしくは、まだ飲む必要がない人は、グレープフルーツを積極的に摂取すると良さそうです。高血圧の予防や、その改善を期待できるフルーツだと言えます。

血圧値の分類はあくまでも目安に!大切なのは血圧を上昇させないこと

血圧の分類は、Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度と大きく三つに分けられています。収縮期血圧が140mmHg、拡張期血圧が90mmHg以下の人は、正常と判断されています。正常値でも、三つに分けられています。正常高値血圧、正常血圧、至適血圧と分類されています。160mmHg以下をⅠ度高血圧、180mmHgをⅡ度高血圧、180以上はⅢ度高血圧と分類されています。

高血圧の場合は、血圧の数値だけでは治療方法を決めることができません。血液分類だけの数値で、他に健康上で何も問題がないのであれば、生活習慣を見直すように指導されます。高血圧の数値のほかに、高血圧を悪化させる健康上の危険因子を確認します。

具体的には、腹部の肥満や、血糖値の異常、糖尿病、脂質代謝異常、臓器障害、心臓疾患などです。危険因子を持つことにより、高血圧による病状はとてもリスクの高いものとなります。臓器障害も起りやすくなります。そこで、危険因子でも分類わけをして、病状を判断し、治療のための、生活習慣指導や、投薬期間の目安とします。

決められた分類を見ると、とても細かく分けられていることがわかると思います。それでも、諸外国よりは、日本で決められた分類の方が、厳しい値で決められていると聞きます。少しでも病状が悪化する人を少なくするための配慮であるそうです。

高血圧の数値は、病院内で測る場合と、家で測る場合の数値が大きく違うことがあります。それは、リラックス度によるものです。普段は標準値である人も、測る寸前になると緊張したり、病院までの移動により、血圧が上昇したことなどもあります。そこで、診察室血圧、家庭血圧という数値まで取り上げられるようになりました。家庭血圧の方が、診察室血圧よりも5mmHgほど低く設定されています。

この決められた数値を見て、自分の計測値に、一喜一憂することがあるかもしれません。ぎりぎり標準数値であったり、少し危険な数値のあたいに近づいてしまうこともあるでしょう。でも、大切なのは、高血圧の状態をずっと維持しないことです。たまに計測した時に、高かった場合、その原因が自分でわかれば、健康な時の血圧に戻すことができるのです。

家でも、病院でも、毎日血圧を計測し、自分の血圧の平均値を把握しましょう。それが、一般的な血圧の標準値と近いのであれば、理想的です。高い場合は、高い原因を突き止め、生活習慣を見直しましょう。分類は目安として利用し、自分の健康管理に役立てましょう。

腎臓の病気が血圧の上昇に密接に関連!血管が集まる臓器は大ピンチ

腎臓は、大切な機能を持った臓器の一つです。腰が疲れた時などに、握りこぶしを腰の少し上に当てて、後ろに向かって、ぐーっと反ったことはないでしょうか。おおよそ、両手の握りこぶしを当てたあたりに、腎臓があります。左右に一つずつです。大きさも両手の握りこぶしとほぼ同じです。

腎臓は、糸球体と、尿細管からできています。糸球体は、毛細血管が毛糸の玉のように集まった形をしています。腎臓に流れ込んだ血液は、この糸球体でろ過されて、尿の元を作ります。そして、その尿の元は、尿細管を流れていきます。

尿細管では、尿の元の中から、まだ体内で使えると判断された物質や水分を再吸収して、体内に戻します。尿細管でも不要と判断された老廃物は、尿として体の外に排出されます。尿を作るだけではなく、血液の浄化も腎臓の役割です。老廃物を含んだ血液は、腎臓でろ過されて、きれいになり、心臓へ戻されます。

不要なものを排出し、体内の環境を正常に整えてくれる腎臓の機能は、高血圧によって低下してしまいます。腎臓から悪くなっても、高血圧の症状が先でも、お互いが悪循環を招き、最悪の事態に陥ります。具体的に、どのような症状が起きるのか、お話したいと思います。

まず、高血圧が長期間続いた場合、血管が傷みます。腎臓はどのような構造だったでしょうか?毛細血管が毛糸玉のように集まった形であることをお話しました。その腎臓の血管にも、動脈硬化が起ります。血管の内側は狭くなり、腎臓へと流れる血液量が減ってしまいます。すると、腎臓そのものが硬くなり、機能が低下します。これを、腎硬化症といいます。

腎臓からは、血圧を上げるために必要なホルモンを作るのに、欠かすことのできない物質が分泌されています。それは、酵素の一種です。腎臓は、血圧を一定に維持するために必要な役割も持っています。しかし、腎臓の働きが悪くなると、この酵素も分泌できず、血圧をコントロールする能力が低下するため、血圧が上昇したままになってしまう恐れもあります。

また、腎臓の働きが悪くなると、体内に不必要な塩分や水分の排泄ができなくなります。そのため、血液量は増加し、血圧は上がります。血圧が上がることで、腎臓への負担が増え、更に腎臓の機能が低下します。

腎臓の大切な働きを守るためにも、自分自身で血圧が上がらないように気をつけることが大切です。また、腎臓の場合は、かなり症状が悪化しないと自覚症状が現れません。腎臓がおかしい時のサインは、尿の異常と、むくみが出やすくなることいわれています。健康診断を受けたり、日常の体の異常に気づくことができるよう、健康の自己管理をしましょう。

子どもから高齢者までみんなが必要!自分の血圧を高くしない予防法

高血圧は、脳卒中や動脈硬化、心筋梗塞や心不全などが発症する原因になる恐ろしい病気です。

血圧の高い状態が続くと、血管の壁が傷んで、弾力性も失われます。体内の細い血管も傷み、壊死します。それらの症状が動脈硬化を起こす原因となります。さらに症状が進むと、血管の壁が壊れて、出血してしまったり、血栓が血管の内側に詰まって、脳出血や脳梗塞を起こすこととなります。

高血圧による血管の異常は、心臓にも大きく影響を与えます。高血圧に負けないように、心臓のポンプで全身に血液を送ろうとすると、かなりの力が必要になります。そこで、心臓が心筋を増やして大きくなります。この心臓の肥大が進むと、機能面で異常が出て、心不全を起こすことになります。これらの症状も、予兆なく起り始め、脳卒中などが起きたときには、すでに症状が重い状態の時であることがほとんどです。

「高血圧です」と言われるのは、中高年というイメージが強いですが、今は子どもでも「高血圧です」と診断されるケースがあるようです。肥満を原因とする高血圧が多いようです。

恐ろしい症状が発症し、命を落とす場合もある高血圧を未然に防ぐ方法は、難しいことではありません。「高血圧です」と診断されてしまった人でも、すぐに始められることです。また、高血圧と診断されていない人も、子どもでも、予防のために、みんなが始めることで、多くの人の健康が守られます。

まず、子どもの高血圧の理由にも挙げられていた「肥満」を防ぐことで、高血圧のリスクは大きく下げられます。個々の適正体重と腹囲を維持しましょう。毎日、合計30分ほど、ウォーキングや水中での運動など、有酸素運動を行うと、肥満を防ぐこともできます。

そして、高血圧を予防する「食事」に気をつけることです。食事で、一番気をつけて欲しいのが、「塩分を控えること」です。塩分の取りすぎは、血圧をあっという間に上げてしまいます。味噌や漬物など、日本の伝統的な食べ物には塩分がたくさん含まれていて、塩分を減らすのは難しいことかもしれません。

ですが、辛味や酸味を利用したり、出汁を上手に使ったり、素材のうまみを味わえるような工夫をすると、減塩から来る物足りなさを補えると思います。次に、「野菜を必ず取る」ことです。

野菜に含まれるカリウムやカルシウムは、血圧を下げる役割を持ちます。逆に「コレステロールや脂肪酸の摂取は極力控える」ことです。血管壁に着き、血流の流れを悪くし、血圧を上げることにつながります。

是非、今の自分の日常生活を振り返り、血圧が上がらない生活習慣であるかどうか、見直してみてください。もし、心当たりがある場合は、少しずつ改善する方法でも構いません。血圧が上がらないような生活習慣を心がけましょう。

高血圧を「治す運動」と「防ぐ運動」は似ているようでちょっと違う

「高血圧の症状がありますから、治療を始めましょう。」と医師に言われてから、ネットで高血圧の治療方法を検索してみると、食事療法と運動療法を同時に行うと書いてあるサイトをよく見かけると思います。

食事については、摂取カロリーを配慮して、塩分も控えめにすることで、高血圧の改善を目指します。運動療法については、有酸素運動を続けることで、高血圧を下げる効果が得られるとあります。

一方、高血圧を予防するためにはどうすればよいか、方法を調べると、「食事と運動」という、高血圧の改善と同じ方法が書かれていると思います。食事の場合は、高血圧の症状の改善と同じように、摂取カロリーに配慮して、塩分は控えめにする方法が、高血圧にならずに済む最善策です。この食事の習慣が身についていれば、高血圧を回避できるでしょう。

ただ、運動に関しては、高血圧を予防する人と、高血圧の症状を持っているために改善する人では、気をつけなければならない点が異なります。

高血圧にならないように、予防する運動は、肥満にならないようにする運動と一緒です。運動によって、体のエネルギーは消費します。そして、運動を続けることで、筋肉がつくので、基礎代謝量が増えます。体のエネルギーをさらに消費しやすくなるので、肥満になりにくくなります。高血圧につながるような、ストレスの発散にもつながります。

高血圧の症状を治す運動は、毎日30分以上かけて、有酸素運動を定期的に行うと、効果が得られるとされています。具体的には、ウォーキングやジョギング、エアロビクス、ゆっくりとした水泳、自転車に乗ることなどです。一回の運動が10分以上であれば、運動時間を足して、30分以上行った場合であれば、効果があるとされています。

高血圧の治療に息が弾む程度の運動は効果的だと思い、すぐに運動を始めるのは危険です。いきなり有酸素運動を始めるのは、体に大きな負担がかかるので、まずは、生活の中で無理のない運動量を増やすことから始めた方が良さそうです。

運動による高血圧の症状に効果が期待されるのは、軽症から中等症といわれている人です。具体的には、最高血圧が180mmhgで、最低血圧が110mmhgの数値である人です。

重症高血圧の人や、合併症がある人は、運動することで症状が悪化するといった逆効果を招いてしまう場合があります。また、運動なら何でもよいのかと思い、無酸素運動を続けてしまった場合も同じです。無酸素運動は、筋力トレーニングや、短距離走などがあげられます。無酸素運動は、一時的に血圧を急上昇させる運動でもあるので、血圧が高い人は、止めた方が良い運動です。

運動が効果的と言っても、どのような運動が自分には効果的なのか、医療機関で相談し、正しい治療を行いましょう。食事療法とあわせ、自分で血圧の健康を守りましょう。

血圧の安定にはヨーグルトが効果的!美肌効果だけじゃないんです

店内のヨーグルトのコーナーに行くと、たくさんの種類ヨーグルトがあります。ヨーグルトは、美肌効果や便秘解消が期待でき、おいしい上にカロリーが低いので、人気のある食品の一つになっています。美容効果や整腸作用などについては、多くの人が知っていることと思いますが、もう一つ、大きな予防効果を期待できる症状があります。それは、高血圧です。

高血圧予防にヨーグルトが効くということは、美容効果よりも知られていないと思います。是非、この機会に、高血圧予防とヨーグルトをセットで覚えてください。

何故、ヨーグルトが高血圧予防に効くのでしょうか。実際に、ヨーグルトを毎日食べる習慣のある人は、その習慣がない人よりも、高血圧の症状がある人が少なく、最高血圧も低い傾向にあることがわかっています。その理由を三つ、お話したいと思います。

まず、一つ目は、ヨーグルトがコレステロールを防ぐ力を持つことにあります。コレステロールがついてしまった血管は、細くなります。そこで、狭くなってしまったから、血流をよくしようと、圧力をかけて、血を勢いよく流そうという働きが起ります。これが、高血圧です。コレステロールを防ぐことができれば、それが原因の高血圧になることもありません。

二つ目は、ヨーグルトによる腸内環境の正常化です。ヨーグルトに含まれている乳酸菌は、腸内の善玉菌を活性化し、腸内環境を改善します。高血圧の原因となるストレスやバランスの悪い食事は、腸内の悪玉菌を増やし、腸内環境を悪化させる原因となります。

ヨーグルトを摂取することで、乳酸菌の効果により、腸内環境の悪化を防ぐことができます。ただ、乳酸菌が腸内で活動できるのは、数日間です。良い腸内環境を維持するためには、ヨーグルトを毎日摂取することが必要です。

三つ目は、ヨーグルトに含まれているカルシウムとカリウムの働きです。高血圧になる原因の一つに、塩分の取り過ぎがあります。塩分に含まれるナトリウムが、血圧を上げる働きをします。塩分の取り過ぎで、血液中の濃度が高まり、その濃度を薄めるために、体は水分を大量に取ることになります。

その結果、血液量が増えて、血圧を上昇させてしまうのですが、体内にカルシウムとカリウムが豊富にあれば、余分なナトリウムを体外に排出し、安定した血圧を維持することができます。そのカルシウムとカリウムが、ヨーグルトの中には豊富にあるために、高血圧予防に効果的といわれるのです。

以上のことから、ヨーグルトを毎日摂取する習慣は、高血圧の予防にとても効果的であると言えます。朝食にでも、おやつにでも、食後のデザートとしてでも、おいしく食べられるヨーグルトです。是非、健康を維持するために、ヨーグルトを食べる習慣をつけましょう。

肥満にならないことが高血圧からのリスクを減らす一番簡単な予防法

標準体型よりもふくよかな人は、柔らかい雰囲気を持っているので、そばにいると安心感があり、親しみやすささえ感じることがあります。ところが、そのイメージとは逆に、そのふくよかさが健康を害する引き金になってしまいます。

病気になるリスクを少なくするため、少しでも標準体型に近づくことができるよう、今からでもダイエットして欲しいという気持ちを込めて、ここでは「肥満」という言葉をつかいたいと思います。

肥満の人は、高血圧を引き起こす原因を、自らたくさん作ってしまっていることを知っているでしょうか?肥満による血圧の上がり方を、二つお話したいと思います。

まず、一つ目ですが、標準体型の人と、肥満の人とを比較したとき、ほとんどの人は「息が切れやすい」という点に気がつくのではないでしょうか。ちょっと急な坂道を歩いただけで、汗をかき、息を切らしている様子を見たことがある人は多いと思います。

これは、体が大きくなると、血液の量に変化があることが原因で起ります。血液は、体重によって量が決まりますが、肥満であれば、体内の血液量も多くなります。一方、血液を体に送る心拍数には、個人差はほとんどありません。肥満の人は、心拍数を増やして、大量の血液を体中に送り出すことをせざるを得ないので、その分、体に負担をかけているのです。

心臓への負担はもちろん、大量の血液を送ることから、血管にかかる圧力は大きくなります。肥満であることから、血液中の脂質も増えているので、流れにくい血液の質になっています。血管の外は、体脂肪が溜まっているので、血管を圧迫しています。通常の血管よりも狭くなっているので、更に流れにくい状況を作っています。そのような苦しい中、大量の血液が通るので、血圧が高くなってしまいます。

二つ目は、肥満により、交感神経が活性化されて起きる高血圧です。肥満である人は、食べる量が多いために、通常よりも、腸管が働き続ける時間が長くなります。また、脂肪細胞にも、脂肪が溜まります。それらが原因で、交感神経が活発になります。

交感神経は、通常、昼間に活動するものですが、その働きにより、血管は収縮して血圧を上げて、体を活動的な状態にします。肥満による交感神経の活性化は、肥満を解消しない限り、抑制できません。

交感神経の活発な状態が続くと、腎臓が塩分を溜め込もうとします。すると、体が血液を増やし、血管がいっぱいいっぱいな状態になり、血圧が上がります。二重に血圧を高くする働きがおきてしまうのです。

これらの脅威も、減量することで血圧が下がり、高血圧へのリスクを一蹴できることがわかっています。自分の適正な摂取エネルギーを守り、有酸素運動を一日30分以上行うと、血圧を下げるのにとても効果があります。

血圧計ではかれば、血圧を下げられる効果が一目瞭然なので、やる気が出てくるのではないでしょうか。ダイエットでは、体重計のみで減量を目指すと、停滞期が続き、モチベーションが下がってしまうかもしれません。

ですが、血圧計を一緒に使うと、「体重は変化がないけれど、血圧が下がっている!」と、複数のモチベーションを持つことができるため、ダイエットの成功を後押ししてくれるでしょう。

その他、寝ている間は、副交感神経が活発化し、交感神経の働きが抑えられているので、安定した血圧を保つことができます。睡眠をしっかりとることも大切です。健康を維持するために、体重にも気をつけましょう。

高い血圧を下げれば眠りの質が上がるはず!血圧の安定で不眠が解消

低血圧だと、朝起きるのが辛いという声をよく聞きます。なかなか起きられないというのは、逆に、よく眠れているということです。高血圧であると、夜眠れなくなる人が多いようですが、低血圧の人にヒントを貰って、不眠を解消しましょう。

高血圧の人が悩む不眠の原因は、高血圧に伴う頭痛などの症状で不眠が起きる場合があるようです。既に高血圧の治療のために降圧剤を飲んでいる場合は、その薬が原因で不眠を起こすこともあります。不眠は、高血圧にも悪い影響を与えるので、できるだけ早く改善する必要があります。

人の健康を維持するために、意思とは無関係に働く神経があります。それを自律神経といいます。自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」から成り立っています。昼間、起きているときは、交感神経が働きます。交感神経が働きだすと、血管は収縮して血圧を上げて、体を活動的な状態にします。それに対して、副交感神経は、体と脳を睡眠時に休息させるために働きます。交感神経と副交感神経がバランスよく働きながら、人の健康を維持しています。とても大事な機能を持っています。

ところが、夜に眠ることができないと、昼間起きているときと同じ状態が、夜も継続されたままになります。本来ならば、交感神経が昼間のような活動を休め、副交感神経が脳と体を休めるために、就寝中の血圧を低くするように調節します。ところが、交感神経が昼間のように高ぶったままでいるために、夜間の血圧を下げることができず、翌日の血圧にも大きな影響を及ぼします。

交感神経と副交感神経のバランスが崩れることから、血圧のコントロールができなくなります。これが一番恐ろしいことです。高血圧の人にとって、朝は気をつけることがたくさんあります。急激に起床しないこと、寒暖がある場合は、羽織るものを布団のそばにおいて、起床するときに使うことなどです。

就寝中に、汗で水分が外に出ているので、血液中の水分も心配です。就寝中になくなる水分を考慮して、寝る前に一杯の水を飲むようにという話を聞いたこともあると思います。そのような心がけが必要なのに、更に不眠によって血圧のコントロールができず、翌日も血圧が高い状態が保たれたままであれは、疾患のリスクは高まる一方です。

交感神経が働き続けると、心拍数も増えるので、心臓にも大きな負担がかかります。心臓への過度な負担は、心筋梗塞や狭心症のような心臓病にもつながります、眠れないというストレスも血圧には悪い影響を与えます。

不眠を改善するためには、血圧を下げる副交感神経がしっかり働いてくれる環境を作ることです。そのためには、まず規則正しい生活を心がけましょう。眠気を感じなくても、毎日、同じ時間に横になり、就寝時間とすると、体にもその習慣がついてくるようになります。

そして、睡眠を妨げてしまうような、カフェインが入った飲み物も避けるようにしましょう。また、脳の興奮状態も睡眠を妨げる原因となります。寝る直前までテレビやパソコンの明るい光を目にすると、興奮状態が続き、寝付きにくくなります。強いストレスや楽しいストレスも脳を刺激するので、眠る前は部屋の明かりを暗くし、睡眠に入りやすい環境作りを心がけましょう。

遺伝しやすいのは体質!高血圧の発症は自分次第でいくらでも回避可能

両親が、もしくは両親のどちらかが、高血圧の発症で、治療を受けていると、今は症状がなくても、自分も親と同じように、いつか高血圧が発症して、治療を受けることになるのではないかと心配している人は多いと思います。

確かに、親が高血圧を発症していると、子どもも高血圧になる確率が高くなります。高血圧を引き起こす素因が遺伝にあるからです。あなたは、「自分は確実に高血圧になる…」とがっかりしてしまうでしょうか。逆に、あなたは高血圧を予防するために、とても有利である情報を持っていると思いましょう!

実際には、「高血圧が遺伝する」のではなく、「高血圧になりやすい体質が遺伝する」のです。高血圧になってしまった場合は、「高血圧になりやすい体質」と「良くない生活習慣」が合わさって、長い時間をかけて高血圧を発症していくのです。

あなたが、高血圧になりやすくても、良くない生活習慣を回避すれば、高血圧が発症する可能性はとても低くなります。高血圧になりやすいのであれば、どのようなことを注意すればよいのでしょうか。日常生活を見直してみると、具体的な注意点がわかってくるでしょう。

日常生活で見直す遺伝要因は、まず、食事に見られます。塩分の高いものや、栄養のバランスの悪い食事を取っていないでしょうか?この時に、自分の家庭の食卓を考えてみると、高血圧発症を避けるための、新しい発見があるかもしれません。

例えば、味付けの濃い地域の出身である両親であれば、家庭の味も塩分の濃い傾向になります。その味で育てられた子どもは、濃い味を好むようになります。家の味は濃いのでは、と、思った場合は、薄味に変えてみるだけで、高血圧の発症を遠ざけることができるのです。

他に、高血圧になりやすい遺伝要因として考えられるのは、性格です。性格についても、客観的に見てみると、「高血圧になりやすい体質」の心当たりが出てくるかもしれません。高血圧になりやすい要因の一つに、ストレスを溜めやすいことや、心配性、くよくよと悩んでしまうことがあげられています。

高血圧である親も、高血圧は発症していない子である自分も、そのような性格は当てはまっていないでしょうか?性格も、同じとまではいかなくても、親子ですから、多少似ているところがあると思います。

もし、高血圧になりやすい性格だと感じたら、病気を避けるために、ストレスを溜めない心がけが必要です。いつもと言うわけにもいかないでしょうが、大らかで楽観的な気持ちも持ち合わせることが、高血圧の発症を回避することになるでしょう。

遺伝するのであれば仕方がないと諦めて、その状況を放置するのではなく、みんなの健康のために、遺伝しているであろう要因を分析してみてください。自分が気がついたところを見直し、高血圧である親と一緒に改善するよう心がけ、生活習慣にも気をつけたならば、あなたは高血圧の発症を回避することができ、親も高血圧の症状を改善することができるでしょう。

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